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コラム

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クレー射撃とは?

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クレー射撃とは?

歴史に裏打ちされた精度が、競技の未来をつくる。

BERETTAは、スポーツ射撃の歴史とともに歩み、正確な作動と操作性で、世界の舞台を支えてきました。
“本物”を求める射手に選ばれる、その一挺がここにあります。

クレー射撃とは?

クレー射撃とは、素焼きの皿状ターゲット(通称:クレー)を空中に飛ばし、それを散弾銃で撃ち落とすスポーツです。この競技は反射神経と集中力、そして判断力が試されるもので、単なる射撃遊びではありません。元々は狩猟の練習法として発展してきた歴史があり、現在ではオリンピックの正式種目としても認知されおり、世界の競技人口は約500万人とも言われ、世界的にメジャーなスポーツです。
クレーは直径約11cmほどの小さな円盤で、専用の射出機(トラップ)によって高速で放たれます。その動きは直線だけでなく、角度や高さもさまざま。選手はこの予測しにくい動きに即座に反応し、数メートル先から発砲して命中させなければなりません。命中させた瞬間にクレーが粉々に砕けるため、視覚的にも非常にわかりやすく爽快感のある競技です。
なお、クレー射撃にはいくつかの種類があり、それぞれでルールや特徴が異なります。
クレー射撃とは?

クレー射撃の基本ルールと競技の種類

クレー射撃には大きく分けて「トラップ射撃」と「スキート射撃」という2種類の競技スタイルがあります。どちらもクレーを撃つ点は同じですが、射出の方法や射撃位置、コース取りに明確な違いがあります。

トラップ射撃の特徴

射台(射手が撃つ場所)の15m先から飛び出すクレーを撃つ競技。クレー射撃において、もっとも人気のある種目です。射手が銃を構えた状態でコール(掛け声)すると、その声に機械が反応してクレーが飛び出します。放出される方向や高さはランダム。同じ方向に放出されたクレーでも、射場の地形や風向きによっては、急激に上昇したり失速して落ちる場合もあるため、進路の予測は決して容易ではありません。
トラップ射撃の特徴

基本的な競技ルール

横一列に配置された5か所の射台を順に移動しながら、クレーを撃破します。クレー1枚に対し2発まで撃てます。1発目で当たっても2発目で当たっても、得点は同じ(1点)です。クレーは計25枚がランダムに放出され、撃ち終えたら1ラウンドが終了します。

スキート射撃の特徴

スキート射撃は、クレーが放たれてから銃を構えるスタイルの競技で、反射神経と正確な動作が求められます。トラップ射撃とは異なり、「コール」の掛け声から瞬く間にクレーが発射されるため、瞬時の対応力が重要です。また、1枚のクレーに対して撃てる弾は1発のみ。シンプルなルールの中に、高度な技術と集中力が求められる非常にシビアな競技です。
スキート射撃の特徴

基本的な競技ルール

クレーは、半円状の形をした射場の両翼に設けられた小屋(ハウス)から1枚または2枚同時に射出されます。1枚のクレーに対し、1発しか撃てません。射台は全部で8か所あり、1ラウンド25回射撃できます。クレーの飛び方は3種類あり、左から出るクレーを『プール』、右からのクレーを『マーク』、左右同時に出るクレーを『ダブル』といいます。

必要な道具と装備 - 安全で快適な射撃のために

クレー射撃を安全かつ快適に楽しむためには、専用の装備が欠かせません。ここでは、射撃を始めるうえで最低限揃えておきたい主な道具についてご紹介します。

上下二連銃

クレー射撃で使用されるのは主に「上下二連銃」と呼ばれる散弾銃です。1本の銃身に上下で2つのバレルを備えており、連続して2発まで撃つことが可能です。トラップ射撃とスキート射撃では、使用される銃にも若干の違いがあり、たとえばトラップ射撃では銃身が長く直線的、スキート射撃では比較的短く小回りの利くモデルが好まれます。
ベレッタでは、競技専用に設計された高精度なモデルを数多く展開しています。
上下二連銃

安全装備

クレー射撃では散弾の衝撃や反動、安全面への配慮が重要です。以下のような防具類は必ず準備しておきましょう。

シューティングベスト

カートリッジポケットや肩部分の滑り止めが施されており、構えを安定させます。
シューティングベスト

ゴーグル

散弾の薬きょうや破片から目を守るため、透明〜色付きの専用ゴーグルを装着します。
ゴーグル

イヤーマフ/イヤープラグ

発砲音から聴覚を保護するために必要です。特に長時間の練習には欠かせません。
イヤーマフ/イヤープラグ

装弾について

クレー射撃用の装弾は、直径12番(12ゲージ)の散弾が主流です。競技によって装弾の種類や火薬量に規定があるため、必ず射撃場の指導や大会ルールを確認してから選びましょう。
クレーは、素材に石灰やピッチを使用した素焼きの皿状ターゲットです。競技中は1ラウンドで25枚のクレーを使用します。
装弾とクレー

クレー射撃を始めるには?手続きと流れ

01

猟銃等講習会と筆記試験

まず、最初のステップとして都道府県の公安委員会が実施する「猟銃等講習会(初心者講習)」を受講します。講習終了後には筆記試験があり、合格することで「講習修了証明書」が発行されます。

02

教習資格認定申請と射撃教習

次に「教習資格認定申請」を行い、許可が下りると実際の射撃教習(実技)に進みます。指定の射撃場でインストラクターの指導を受けながら実弾射撃を行い、所定の成績を収めることで「射撃技能証明書」が得られます。

03

所持許可申請と銃の購入

その後、精神的・身体的な適正検査、身辺調査、火薬類保管庫の設置確認などを経て、「銃所持許可申請」を提出します。許可が下りたのち、初めて自分の銃を購入・所持することができます。

ベレッタでは、クレー射撃をこれから始めたい方に向けた製品やサポート情報を多数ご用意しています。

自分に合った一本と出会い、まずは体験から始めてみませんか?
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